京都と水のかかわり
京都と水
1200年の歴史と伝統に培われた京都は、山紫水明の地と謳われ、水清く四季折々の魅力を醸しだしています。
江戸時代、角倉了以によって開削された高瀬川は、近世京都の発展に大きな効果を発揮し、桂川は、水運として経済の動脈となりました。
明治の先人の偉大な遺産である琵琶湖疏水により、琵琶湖の水を多目的かつ効率的に利用し、産業や文化を育んできました。
京(みやこ)の川づくり
京都市域の京都府知事管理河川(41河川)を対象に治水対策に万全を期しつつ、山紫水明の歴史 都市・京都にふさわしい河川環境の整備を行っていく事業です。
整備のテーマとしては、人と水の関わりによって培われた様々な文化を継承するとともに、将来に わたって、快適な生活が実感できる川づくりをめざす、としています。
今後とも、京の川は水辺に対する府民・市民の熱い想いに育まれ、賑わいのある公共空間として利用され、活用されることにより、さらに魅力あふれる新しい川の姿を創出します。
水と関わりの深い京都の食文化、産業
豆腐、湯葉、伏見の銘酒など京都の豊富な地下水を利用して、昔から京都において造られ、全国的にも 有名であり、生麩や和菓子の製造においても地下水の果たしてきた役割は大きい。
また、京の底冷え、肥沃な土壌と、美しい川の水や地下水等、京都の自然条件が育てた京野菜は、精進 料理や京漬け物としてあまりにも有名です。
さらに、染色業においては、京都の川では友禅流しも行われていたが、昭和30年以降、水質汚染を理 由に中止され、地下水を利用されています。
水源の森百選
鞍馬山・貴船山は、京都の代表的な河川である鴨川の水源であり、その鴨川の水害を防止するためにも、 昔から水源林が守られ、現在でも樹木の伐採を制限されてます。
貴船神社は「水の神」として知られている。また林野庁による水源の森百選にも選ばれております。
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