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京都発 日本初 7 

他都市の見本となった中央卸売市場
1927年(昭和2年)

 1927年,鮮魚等を扱う京都市中央卸売市場は,日本初の中央卸売市場として開業。多くの難題を乗り越えてのオープンであった。

 日本初であるために,用地選定から施設設計,経営のノウハウまで,すべて1からのスタート。とりわけ,関係者が頭を悩ませたのは,貨車の引込線を含めた建物の配置であった。

 慎重に検討した結果,商品を乗せた貨車の到着場所から荷卸場,水産・青果物などの卸売場,倉庫などが商品の流れに合わせて機能的につながる優れた配置となった。

 そのため,後の東京・築地市場などのような大都市市場の建設の際,モデルケースとされたほどである。

 京都市中央卸売市場は,1969年に食肉専門の第二市場を新たに開設。従来の第一市場と合わせ,市民の台所として,数々の食材を供給している。
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