京都発 日本初 6 
3日間にわたる駅伝競走
1917年(大正6年)
1917年4月27日,肩にたすきを掛けた2人の選手が,京都・三条大橋から,東京・上野不忍池に向かって走り出した。これは,日本最初の駅伝競走で,東軍・西軍の2チームが,514km・23区間を3日間,昼夜にわたり走り続ける大レースであった。
この歴史的スタートには,1人の同志社大学生も加わり,両選手の応援のために,草津まで伴走したとか。また,当時,木曽川など大きい川には橋がなく,なんと選手は渡し船を使った。
東軍13区の選手がアキレス腱を切り,その棄権地点から14区の選手が2区間分・約42km走るハプニングもあったが,東軍の優勝で幕を閉じた。
現在京都では,全国高等学校駅伝や全国都道府県対抗女子駅伝などが冬の風物詩として毎年開催されており,都大路を力走する選手たちに温かい声援が贈られている。
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