天龍寺
後嵯峨上皇の亀山離宮があったところに、1339年足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるため、夢窓国師を開山として創建した禅宗寺院です。方丈裏の池泉回遊式の曹源池庭園(史跡、特別名勝)は往時の面影を今に伝え、貴族文化の伝統と禅文化が巧みに溶け合い、四季折々の美しさを見せます。
鹿苑寺(金閣寺)
足利義満が1397年西園寺家の山荘を譲り受け、別荘として築き、義満の死後、寺院としたものです。正式には鹿苑寺といい、北山文化の象徴として国内外に知られる名刹です。金閣は舎利殿として建てられ、金箔の楼閣が鏡湖池に映え、昭和62年の大修理でいっそうの輝きを増しました。
慈照寺(銀閣寺)
足利義政が1482年に築いた山荘を寺院にしたものです。正式には慈照寺といいます。銀閣(国宝)は観音殿として質素高貴な意匠であり、東求堂(国宝)は初期書院造りの遺構です。庭園(特別名勝)の白砂を段形に盛り上げた銀沙灘・向月台は、月の光を反射して銀閣を照らすといわれています。BACK
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