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3.武家文化の展開
(鎌倉時代中期〜室町時代中期)
 13世紀になると,京都の町にも多くの武士が生活するようになり,民衆の活動もさかんになってきます。宗教の分野でも,法然・親鸞らがいわゆる浄土宗・浄土真宗の布教を始め,建仁寺・東福寺といった禅宗寺院の創設が続きました。14世紀になると,貴族の文化を基調としながらも,武士や民衆の活動に彩られた文化があらわれ,いわゆる北山文化・東山文化へとつながっていきます。

4.都市文化の成立
(室町時代後期〜江戸時代初期)
 15世紀後半になると,京都の町は上京と下京の二つに分かれて凝縮し,多様なひとびとがその狭い範囲内で生活するようになりました。文化活動にもその影響があらわれ,都市ならではの文化が成立してきます。とくに下京では,町のひとびとによって祇園祭の巡行が行われたり,市中に居宅を構え,茶湯を楽しんだことが知られています。なお茶湯はこの後,千利休によって更に追求され,わびさびの世界へとつながってきました。
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