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  京都市の概要

 京都市の市街地は,今もなお,平安京以来の碁盤目状の都市構造を特徴としている。そうでありながら,1200年の間に,都市のかたちは時代の変遷とともにその姿を変えてきた。

 東西約4.5km,南北約5.2kmと長方形の平安京域のなかで,東に偏り,南北にくびれ,その南北が再び統合し,今度は都市域を東西南北に拡大する。

 その変化をたどると,京都盆地という自然条件の中で日本の古代都市の集大成としてつくられた都市の範囲が,幾多の変遷を経て再び現代に甦った感がある。都市「京都」は,京都盆地という自然の中に抱かれている。

 そして今は,かつての後背地としての北部,西部の山間地をも含む広大な範囲に広がっている。


 延暦13(794)年の平安遷都以来,京都は日本有数の都市であり続けてきました。

 都市がつくられるよりも前から豊かな文化がはぐくまれていた京都には,平安遷都以後になると多くのひとびとが生活するようになり, さまざまな文化が形作られました。

 さらにそれは,時代の移り変わりと共に変化し,次々と新しい様相をみせていきました。千年の古都京都は,文化の都でもあったのです。

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